【イベントレポート】はじめてのマイ茶筌づくりワークショップを開催しました。

皆さま、こんにちは☺️
オンラインスタッフのケコです。
10月6日(火)、平等院店1階にて「はじめてのマイ茶筌づくりワークショップ」を開催いたしました。

講師としてお迎えしたのは、奈良・高山で500年以上受け継がれてきた高山茶筌の伝統を今に伝える、翠華園 谷村弥三郎先生。

募集開始後すぐに満席となり、当日は日本国内だけでなく、タイやメキシコからお越しのお客様にもご参加いただきました。

お茶を点てる道具である「茶筌」。
その一本がどのように作られ、どんな技術が受け継がれてきたのかを、実際に見て、触れて、体験していただく一日となりました。

一本の茶筌にも、長い物語があります。
ワークショップは、ウェルカムティーの「藤吉フルーツティー」とともに始まりました。
ゆっくりお茶を楽しんでいただきながら、谷村先生より高山茶筌の歴史や、一本一本が職人の手によって作られていること、そして現在も奈良・高山で技術が受け継がれていることをお話しいただきました。

普段何気なく使っている茶筌も、その背景を知ることで見え方が少し変わります。
参加者の皆様も、先生のお話に静かに耳を傾けながら、目の前にある一本の茶筌をじっくりと見つめていらっしゃいました。

いよいよ、自分だけの茶筌づくりが始まります。
まずは、それぞれ好きな色の糸を選ぶところから。
同じ茶筌でも、選ぶ色によって少しずつ表情が変わっていきます。
そして、いよいよ編み込みへ。


細い糸を均等に通し、締め、ヘラを使って整えていく。
見ていると簡単そうに感じますが、実際にやってみると、思うように指が動きません。
参加者の皆様も、真剣な表情で何度も手元を見つめながら作業を進めていました。
そんな中、谷村先生が笑顔でおっしゃった言葉があります。
「これでも一番簡単な工程なんですよ。」
会場からは思わず笑いが起こりました。

その一方で、目の前で迷いなく、美しく茶筌を仕上げていく先生の手さばきには、自然と拍手が起こる場面も。
職人の技術とは、長い時間を積み重ねることで生まれるものなのだと、あらためて感じる瞬間でした。

作ったあとだからこそ、お茶がおいしい。
制作を終えたあとは、「くきほうじ茶」と「茶Colate」を味わいながら、ほっと一息。

「帰ったら、お茶を点ててみます。」
今回ご参加くださったのは、茶道経験者だけではありません。
ご自宅で気軽に抹茶を楽しんでいる方。
そして、今回初めて茶筌を手にされた方もたくさんいらっしゃいました。
イベントの終わりに、お客様からこんなお声をいただきました。
「帰りに物販でお茶碗と抹茶を買いました。家でお茶を楽しんでみます!」

私たちにとって、とても嬉しい一言でした。
茶筌を作ることがゴールではなく、その先にある「お茶を点てる時間」が始まる。
このワークショップが、そのきっかけになれたことを嬉しく思います。

道具を知ることは、お茶をもっと好きになること。
当日は翠華園様による物販コーナーも設けられ、茶筌だけでなく、茶杓や花入、色鮮やかな茶筌休め(くせなおし)なども展示いただきました。

一つひとつの道具を手に取りながら、「こんな道具もあるんですね」と会話を交わされる姿も印象的でした。
道具を知ること。
作り手を知ること。
そして、自分の手で使ってみること。

その積み重ねが、お茶を楽しむ時間をより豊かなものにしてくれるのだと思います。
私たちは、お茶を販売しています。
でも、お茶だけを提供したいのではなく、お茶を囲む時間です。

今回のワークショップで生まれた一本一本の茶筌が、ご自宅でお茶を点てる時間につながり、その時間が少しでも豊かなものになっていましたら嬉しく思います。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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