お茶本来の美味しさを、そのまま届けたい。

みなさま、こんにちは☺️オンラインスタッフのケコです。

お店に並ぶお茶やお菓子。
私たちは普段、その味わいや香りを楽しんでいますが、その一品がどのような想いで作られているのかを知る機会は、あまり多くないかもしれません。
中村藤吉本店では、日本茶はもちろん、日本茶を使った菓子やスウィーツも社内で企画・製造しています。

「お茶屋が作るお菓子だからこそ、大切にしたいことは何だろう。」
ふと考え、製造部のスタッフに話を聞いてみました。

「お茶本来のものを商品にしたい」

ケコ:製造部として、商品づくりで一番大切にしていることは何でしょうか。
スタッフ:「私は、お茶本来のものを商品にしたいと思っています。もちろん、お茶はそのまま飲むのが一番美味しい。
でも、菓子やスウィーツという形になることで、また違った魅力を感じてもらえることがあります。
加工することで、お茶らしさを失うのではなく、お茶だからこそ生まれる"新しい美味しさ"を届けたいと思っています。」

お話を聞いていて印象的だったのは、「加工する」という言葉ではなく、「お茶を届ける」という考え方でした。
新しいものを作ることが目的ではなく、お茶の魅力を、違う形でも感じていただくこと。
その考え方は、お茶屋ならではの商品づくりなのだと感じました。


「一口で、少し笑顔になれるものを」
ケコ:スタッフ自身が、「いい商品だな」と感じるのは、どんな瞬間でしょうか。
スタッフ:「私は、お菓子が好きなんです。だから、一口食べた瞬間に、『あ、おいしい。』って、思わず笑ってしまうような商品が好きですね。
難しいことじゃなくていい。一口食べて、少し幸せになれる。そんな商品を作れたらいいなと思っています。」

「驚かせたい」ではなく、「笑顔になってほしい」。その言葉が、とても印象に残りました。
特別な演出ではなく、一口の美味しさが自然と笑顔につながる。
そんな瞬間を思い描きながら、日々商品づくりに向き合っていることが伝わってきます。

「中村のお茶らしさを、どう表現するか」

ケコ:お茶を使った商品だからこそ、難しいと感じることはありますか。
スタッフ:「お茶そのものを超えることはできません。だからこそ、『中村のお茶らしさ』をどう表現するかを考えています。
全部を再現することは難しくても、香りや余韻、そのお茶が持っている魅力を、違う形でも感じてもらいたいと思っています。」

私たちは「抹茶の味わい」「ほうじ茶の味わい」として手に取ることがありますが、
その裏側では、「どれだけお茶らしさを残せるか」という試行錯誤が繰り返されていました。
素材を隠すのではなく、素材を生かす。
その積み重ねが、中村藤吉本店らしい味わいを生み出しているのだと思います。

今回のお話を伺っていて、何度も耳にしたのは「お茶本来」という言葉。
製品を作ることが目的ではなく、お茶が持つ香りや味わいを、もっと多くの方へ届けること。
その想いがあるからこそ、お茶屋が作る菓子には、お茶の存在がきちんと感じられるのだと改めて思いました。
次にお茶や菓子を手に取るとき、その一口の向こうにある「お茶本来の美味しさ」にも、
少し思いを巡らせていただけたら嬉しいです。

一覧に戻る