みなさま、こんにちは☺️オンラインスタッフのケコです。
新茶の季節になると、「どうやって淹れると美味しいですか?」そんなご質問をいただくことが増えてきます。
新茶は、その年のはじまりのお茶。
みずみずしく、やわらかな香りと味わいが特徴です。
その中でも、新茶は「味わい」だけでなく、ふわりと立ち上がる“香り”を楽しむお茶でもあります。
だからこそ、ほんの少しの工夫で、その一杯はぐっと豊かなものへと変わります。
今日は、ご自宅で楽しむ新茶の味わい方をご紹介いたします。
まずは、基本の一杯から。
新茶を淹れるときは、お湯の温度とスピードを少しだけ意識してみてください。
おすすめは、80℃前後。
香りは、高めの温度で淹れるほど引き立ちますが、同時に苦味や渋みも出やすくなります。
そのため、熱めのお湯で“さっと手早く”淹れることで、香りと味わいのバランスを整えることができます。
ゆっくり時間をかけるのではなく、軽やかに、すっと抽出するイメージで。
そのひと工夫だけで、新茶らしい若々しい香りが、より感じられる一杯になります。
次におすすめしたいのが、「二煎目」です。
一煎目は、香りを楽しむように。
二煎目は、少し温度を上げて、すっきりと。
同じ茶葉でも、淹れ方を変えることで、まったく異なる表情を見せてくれます。
ひとつの茶葉の中にある変化を、ぜひ感じてみてください。
また、当店の新茶は「煎茶」です。
そのため、品質の違いは、普段お楽しみいただいている煎茶と同じように感じていただけます。
品質の高いものほど、より若く、小さな新芽の状態で摘まれており、みずみずしく、やわらかな風味がより強く感じられます。
そして、もうひとつの特徴が「毛茸(もうじ)」です。
湯を注いだときに、水面にふわりと浮かぶ、細かな産毛のようなもの。
一見すると、ほこりのようにも見えますが、これは新芽が柔らかいごく短い時期にだけ現れるものです。
品質の高い新茶ならではの、ひとつの目印でもあります。
新茶は、特別な準備がなくても楽しめるお茶です。
けれど、ほんの少しだけ意識を向けることで、その一杯は、日常の中で静かに際立つものになります。
朝の静かな時間に。
午後のひと息に。
一日の終わりに、ゆっくりと。
そのときどきの気分や時間に合わせて、自由に楽しんでいただけたら嬉しいです。
今年の新茶を、どう味わうか。
その一杯が、日々の中にやさしく溶け込み、季節を感じるきっかけとなりますように。
