お茶の湯気で、心を整える。

お茶の湯気で、心を整える。

皆さま、こんにちは😊オンラインスタッフのケコです。

朝晩の空気がすっかり冷たくなり、
指先が湯呑みに触れた瞬間、ほっと息をつく季節になりました。

お茶の湯気には、不思議な力があると思います。
ただ湯が湧き、茶葉が開き、香りが立ちのぼるだけなのに、
それだけで心がふっと静まるような気がします。


ゆっくりと立ちのぼる“香り”の時間

湯気は、目には見えないけれど、心に触れるもの。
ふわりと立ちのぼる香りの中には、
その日の気分や、季節の空気が、そっと溶け込んでいます。

たとえば、朝いちばんにいただく煎茶は、
“今日をはじめるための呼吸”のように。

夕暮れには焙じ茶の香ばしさが、
“今日を終える安堵”を静かに包み込みます。

抹茶の深い香りは、
一日の中で自分を“真ん中に戻す”時間をくれるようです。


「整える」とは、頑張らないこと。

最近、「整える」という言葉をよく耳にしますが、
それは無理に前へ進むことではなく、
“立ち止まり、戻る”という感覚に近いのかもしれません。

お茶の時間は、そのための小さな道しるべ。
忙しい日々のなかでも、
湯を注ぎ、茶葉を開かせるわずかな間に、
心が静かに整っていくのを感じます。


季節とともに変わる、心のリズム

11月は、木々が葉を落とし、
空気が澄んで、音まで静かに感じられる頃。

そんなときこそ、お茶を淹れる時間が
自分を“季節のリズム”に戻してくれるのかもしれません。

忙しさの中で乱れた呼吸を、
一杯の湯気がゆるやかに整えていく。

「整える」という言葉の中に、
“静けさを取り戻す”という意味を感じる季節です。


今日のおすすめ

・朝に──気持ちをONにするために少し高温で淹れた中村茶
・午後に──旨味が広がる玉露
・夜に──香ばしさで心をゆるめる焙じ茶

お茶の種類を時間帯で変えるだけで、
一日のリズムが穏やかに整っていきます。


お茶の湯気は、やさしい呼吸。

お茶を淹れるたびに、
心の奥の“ざわめき”が、少しずつほどけていく。

湯気の向こうにある静けさを感じながら、
今日もまた、ひと息をついてみませんか。

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