みなさま、こんにちは☺️オンラインスタッフのケコです。
毎日お茶を飲んでいると、ふと気づくことがあります。
「同じお茶なのに、器が違うだけで味わいが変わる。」
もちろん、お茶そのものが変わるわけではありません。
でも、手に持ったときの重さ。
口当たり。
湯気の立ち方。
器ひとつで、お茶を飲む時間そのものが少し変わるように感じます。
そんなことを考えていたら、
「自分で作ってみたい。」
そう思うようになりました。
思ったより、難しい。
作ったのは、
普段使いのお湯呑みと、
想像よりちょっと大きくなってしまった茶碗。
最初は、
「こんな形かな。」と思って作り始めたのですが、
実際に土を触ってみると、思うようにはいきません。
少し力を入れすぎるだけで歪んでしまう。
口縁の厚みも揃わない。
左右のバランスも難しい。
特に茶碗は、
「これだ。」
と思える形になるまで、何度も手を止めました。
手に馴染むということ
出来上がった器を初めて手にしたとき、不思議と、
「これでお茶を飲んでみたい。」と思いました。
少し厚みのある縁。
手の中に自然と収まる丸み。
自分で作ったからこそ、気になるところもたくさんあります。
そんな個性のある器ですが、毎日使っているうちに、少しずつ愛着が湧いてきました。
今ではこの茶碗は、お抹茶を点てるときだけではありません。
ぜんざいをいただいたり。
小鉢として料理を盛り付けたり。
季節の果物を入れてみたり。
薄茶碗のつもりで作ってみたけど、意外と何にでも合わせられる。
一つの器が、少しずつ暮らしの中へ溶け込んでいきました。
器には、「こう使わなければいけない」という決まりはないのかもしれません。
器が変わると、飲む時間が変わります。
眺める時間。
手に持つ時間。
口に運ぶ時間。
そのすべてが、お茶の時間だと思います。
お茶をもっと美味しく飲みたい。
そんな小さな気持ちから始まった器づくりでした。
作ってみると思い通りにはならないことばかり。
それも含めて、とても楽しい時間ですね。
お茶だけではなく、その時間を豊かにしてくれる器や道具についても、少しずつご紹介していけたらと思っています。
皆さまも、お気に入りの器で、ゆっくりとお茶の時間を楽しんでみてください。
