新茶とは何か

みなさま、こんにちは☺️オンラインスタッフのケコです。

「新茶って、普通のお茶と何が違うんですか?」
この時期になると、そんなご質問をいただくことがあります。

新茶とは、その年に最初に摘まれたお茶。
そう聞くと、とてもシンプルに感じられるかもしれません。
けれど実は、その“最初”というところに、大きな意味があります。
お茶の木は、一年を通して何度も芽を出します。

その中でも、春に最初に出てくる芽は、冬のあいだにゆっくりと蓄えられた栄養を、たっぷりと含んでいます。
新茶は「最初だから特別」なのではなく、 “一番エネルギーが集まった状態の茶葉”とも言えます。
この最初の芽は、まだとてもやわらかく、繊細です。
そのため、摘み取るタイミングも非常に重要になります。

摘菜が遅れると、葉はすぐに大きくなり、味わいや香りの印象も変わってしまいます。
ここで少しだけ、品質の違いについて少しだけ触れてみたいと思います。


より若く、小さな芽の状態で摘まれたものほど、やわらかく、みずみずしい風味が強くなります。
そしてもうひとつの特徴が「毛茸(もうじ)」。
お湯を注いだときに、水面にふわりと浮かぶ、細かな産毛のようなもの。
はじめて見ると驚かれる方も多いのですが、これはとてもやわらかい新芽にだけ現れるものです。
この毛茸は “若い芽であることの証”でもあります。

また、新茶は「味」だけでなく「香り」を楽しむお茶でもあります。
温度を少し高めにすると、香りはより引き立ちますが、同時に苦味や渋みも出やすくなります。
そのため、少し高めの温度で、さっと手早く淹れる。
このバランスが、新茶を楽しむひとつのポイントになります。
新茶とは“状態のピークを味わうお茶”とも言えるかもしれませんね。
同じお茶でも、摘まれるタイミングや状態によって、まったく違う表情を見せる。
その中でも、もっとも繊細で、もっとも若い瞬間を切り取ったもの。

新茶を手に取られるときは、一杯の見え方が、少しだけ変わってくるはずです。

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