わたしたちの製造部では、
自分たちが製造したものだから、『商品』を『製品』と呼びます。
自分たちが作ったものだから、
製品の良さはもちろんよくよく知っています。
自分たちが作ったものだから、
そうでないところも悲しいことによくよく知っています。
まいにち、まいにち。
お客様にお届けすることができるように作ります。
「もう少しこうすれば、もっと美味しくなる。だけど、“食べるお茶”を最大限に味わえる時間が短くなる。」
「もう少しこうすれば、多くのお客様に喜んでいただける。だけど、たくさん作れない。」
「もう少しこうすれば…」
作り手それぞれの立場で、まいにちのように考えています。
悩んで、同じところでとどまっている訳ではありません。
原料を変えてみたり、
作る温度を変えてみたり、
季節によって混ぜる時間を変えてみたり。
その先にある、可能性を信じて
“行ったり来たり”しながら、
ひとつひとつの小さな才能を大切に
まいにち、可愛い子どもを“こねくり回し”ています。
わたしたちの子どもを手に取っていただき、
お褒めの言葉をいただいた時は、頬が緩みっぱなしです。
作りながら、まいにちのように考える。
作り手の“特権” 。
たまらなく面白いものです。やめられません!