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旨味、甘味、苦渋味、そして香りが織りなす『煎茶らしさ』。露地の光を受けて育った茶葉は、時を重ね、熟し、それぞれの個性が芽吹きます。湯を注いだ瞬間に立ちのぼる清々とした香りと、口に含んだときに広がる余韻。その一服が、秋のひとときを豊かに満たします。
[煎茶]藤吉には、風味の異なる3 種のお茶があります。それぞれの個性をお楽しみください。
半年の熟成がもたらす、上品な旨味と甘味。そこに寄り添う、清らかな苦渋味。覆いをしない露地栽培だからこそ生まれる香りは、口に含んだ瞬間に山や木々の広がりを思わせます。“煎茶らしさとは何か” を問い続けて生まれた、中村藤吉本店を代表する一服です。
[煎茶]藤吉がさらに一年の時を重ねて、さらに深みをまとった煎茶。養分を蓄えた力強い茶葉だけが耐えられる強めの火入れにより、繊細な風味はそのままに、まろやかさと奥行きを引き出しました。やわらかな火香が織りなす甘味と香りが、心をほどくように広がります。
藤吉の系譜にありながら、覆いを施すことで新たな趣を得た煎茶。覆いが引き立てるのは、やわらぐ苦渋味と際立つ旨味・甘味。若く小さな新芽を選ぶことで、清らかな香りと凛とした煎茶らしさを保ちつつ、繊細さの極みを目指しました。林道を抜ける風のように、澄んだ余韻が続きます。