「今日は、自分のために淹れるお茶」

皆さま、こんにちは。オンラインスタッフのケコです。

日々の暮らしのなかで、
「ちょっと今日は、自分のためにお茶を淹れよう」
そう思うことはありませんか?

たとえば、仕事がひと段落した午後。
たとえば、季節の変わり目を感じたとき。

そんな“いつもと少し違う日”に、
決まって選んでいただける日本茶があることを、
私たちはとても嬉しく思っています。

お客様のなかには、こんなお声をくださる方もいます。

「仕事で集中した時、決まってこの煎茶を選びます」
「急須を出すと、自然と手元が丁寧になります」
「このお茶を淹れると、部屋の空気まで変わる気がするんです」

私たちにとっては、ありがたいお言葉であると同時に、
“お茶が時間をつくっている”ということを、教えてくださっているように感じます。

中村藤吉本店のお茶が、
「特別なお茶」なのか「日常のお茶」なのか。
それは、私たちが決めるものではなく、
手に取ってくださったお客様ひとりひとりが、
その時々の気持ちで決めてくださるものだと思っています。

でももし、日常の中で何度も選ばれているお茶が、
ある日ふと「今日はこのお茶で区切りをつけよう」
そんなふうに“心を整える道具”のように使っていただけたとしたら、
それはとても特別なこと。

そしてきっと、そのお茶はもう“日常”ではなく、
その方にとっての“人生の節目に寄り添う一杯”になっているのかもしれません。

「いつもと同じ味」であること。
それはときに、「今日という日を、ちゃんと感じるきっかけ」になる。

あなたの傍にあるお茶が、
そんなふうに静かにより添っていけたら。
それは、私たちにとって、何よりの喜びです。

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