誰と、どこで、どんなふうに。

皆さま、こんにちは。オンラインストアスタッフのケコです。
オンラインストアで商品をご購入いただいたとき、
皆さまは、どんなふうにそのお茶を楽しんでくださっているのだろう。

そんなことをよく想像します。

たとえば、ご自宅での静かな午後。

少し遅めのお昼を終え、窓の外をぼんやり眺めながら、
湯を沸かして、急須を用意し、茶葉をそっと入れる。

湯気が立ち上る瞬間に、ふっと肩の力が抜けるような。
そんな「時間」が、お茶のある風景にはある気がします。

あるいは、大切な方への贈りものとして。

箱に入ったお茶をそっと包むとき、
その人の顔がふと浮かんでくる。

「喜んでもらえるかな」
「どんなふうに味わってくれるだろう」

包装紙に手を添える動作のなかに、
贈り手の“やさしい想像”が宿っているのだと思います。

私たちは、お茶そのものだけでなく、
そのお茶を「どう飲むか」「誰と飲むか」まで含めて、
一つの商品としてお届けしたいと考えています。

それはまるで、
「このお茶が、あなたの暮らしの中でどんな風景になるだろう?」と
そっと尋ねるような気持ちです。

お茶というのは、不思議な存在です。

冷たい雨の日にも似合うし、
晴れた朝の静けさにも、誰かとの夕暮れにも溶け込んでいく。

その柔らかさが、想像を膨らませてくれるのだと思います。

きっと、同じ煎茶を淹れていても、
誰が淹れるか、どんな気持ちで飲むかによって、
感じ方は少しずつ違ってくるのでしょう。

でもその“少しずつの違い”こそが、
お茶の楽しさであり、深さであり、余韻なのかもしれません。

日本茶が
皆さまの日常の中で、静かにその「風景」を描くきっかけとなりますように。

あなたが思い描く、お茶のある時間は、どんな景色ですか?

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