抹茶のうまれかた。石臼挽きと機械粉砕のこと 

みなさま、こんにちは😊オンラインスタッフのケコです( ´∀`)

今日は、抹茶の「うまれかた」について、少しお話してみようと思います。

抹茶は、碾茶(てんちゃ)というお茶の葉を粉にしてつくられますが、
その「粉にする方法」には、主に2つの製法があります。

ひとつは、伝統的な「石臼(茶臼)挽き」。
もうひとつは、「Matcha starter」にも使われている「機械粉砕」です。

🌿 石臼(茶臼)挽き
碾茶を挽くための専用の石臼=茶臼で、同じ力、同じ方向、同じはやさでゆっくりと手間暇かけ、丁寧に粉状に挽いていく方法。
一時間でできるのは、たったの約40g。
その分、粉はふわっとやわらかく、
お湯を注いだときの泡立ちや口あたりがとても繊細です。

摩擦による熱もほんのわずかに加わることで、
「火香(ひか)」と呼ばれるやさしい香りが立ちのぼることもあります。
手間も時間もかかりますが、だからこその“特別”がある伝統的な製法です。

🍃 機械粉砕
機械粉砕は、より効率よくたくさんの抹茶を安定的につくることができる方法です。
そのため、ラテやスウィーツなど、幅広い用途に使いやすいのが魅力。

見た目としては、茶臼挽きに比べて粉体の粒子形状の違いから、少しだけ嵩が低い(体積が小さい)ことや、
緑色の色調が異なる美しさに見えたりします。

しかしながら挽く方法よりも抹茶の美味しさを決定的に左右するのは、やはり原料となる「碾茶の質」。
どちらの製法もそれぞれの良さがありますが、最も大切にしているのは、お茶の魅力を欠かすことなくお届けすること。

毎日のお茶時間に、少しずつ抹茶がなじんでいきますように☘️

それでは次回もお楽しみに。

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