雨の日に、音を楽しむ。水琴窟(すいきんくつ)のひととき

雨の日に、音を楽しむ。水琴窟(すいきんくつ)のひととき

 

みなさま、こんにちは。オンラインスタッフのケコです。

雨の音が、心を静かにしてくれる日がありますよね。
そんな日に、そっと耳をすませたくなる場所があります✨
それが、「水琴窟(すいきんくつ)」。

水琴窟は、日本庭園にある静かな音の仕掛け。
手水鉢の下に、伏せて埋められた水瓶。そこに水が滴り落ちると、空洞の中で音が反響し、まるで琴のような澄んだ音が響きます。

それはとてもかすかで、
気を抜いていたら聞き逃してしまいそうなほどの、小さな音。

でもその音に気づいたとき、
人は自然と、立ち止まり、耳を澄まし、静かになるのです。

雨の日にしか出会えない楽しみ
晴れの日もいいけれど、
雨の日にこそ「水の音」が心に届くことがあります。

雨に濡れた石。
にじむような苔の緑。
そして、水琴窟から聞こえる、ぽとり… ぽとり…という音。

“余白”や“間”の美しさを感じる、そんな時間。

みなさまも、ぜひ水琴窟のあるお寺や庭園に立ち寄ってみてください。
耳を澄ませた人だけに届く、静かな音の贈りものがそこにあります。

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