子どもたちの笑顔がつなぐ、日本茶の未来
―― Hills Work Shop for kids「お茶屋さんになってみよう!」
8月4日、麻布台ヒルズ神谷町駅前広場にて、夏休みの特別イベント Hills Work Shop for kids「お茶屋さんになってみよう!」 を開催しました。
「お茶屋さんって、どんなお仕事をしているの?」
そんな小さな疑問から始まる、ほんの1時間の“お茶の旅”。
拝見・合組・商品化という3つのステップを通じて、参加した子どもたちは五感を総動員しながら、日本茶の奥深さに触れました。

① 拝見 ― 茶葉を見て、触れて、香りを知る
テーブルの上に並んだのは、煎茶、玉露、碾茶、くき茶、玄米茶の5種類。
今回は特別に、当店オリジナルの「まると」印字入り拝見盆をご用意しました。
茶葉を前にすると、最初は恐る恐る手を伸ばすお子さまも。
しかし一度触れてみると、「玉露や碾茶って、海苔の香りがする!」と目を輝かせる声が。
香りを言葉にする瞬間、子どもたちの中に“お茶の世界”が静かに広がっていきます。

② 合組 ― 世界にひとつだけのブレンドをつくる
拝見のあとは、試飲タイム。
色鉛筆で水色を塗りながら、お茶の個性を記録します。
「この色、もうちょっと黄色っぽいかな?」と、何色も重ねて絶妙なニュアンスを表現する姿はまるでアーティスト。
そして、20gになるよう5種類のお茶をブレンドし、緑の袋に詰めていきます。
「これが、わたしだけのお茶!」そんな誇らしげな表情が印象的でした。

③ 商品化 ― 名前をつけて、ラベルを描く
最後は、お茶の名前とパッケージデザイン。
合組した茶葉の頭文字を並べたものや、お気に入りのアニメなど、発想は自由そのもの。
袋に描かれたカラフルなイラストは、どれもその子だけの物語を語っていました。
子どもたちの感想から
「碾茶が抹茶になるなんて知らなかった!」
「家でもお茶を飲むのが楽しみ!」
保護者の方からの声
「家族でお茶をよく飲むので、自分でブレンドできるのは貴重な体験でした。」
「お茶屋さんの仕事に興味を持ちました。」
いつかまた、子どもたちが“お茶屋さん”になれることを願って...
