松竹梅の茶臼

松竹梅の茶臼

みなさま、こんにちは😊

オンラインスタッフのケコです✨

今日は、キッズワークショップのクイズでもありました茶臼のことを少しお話ししようかと思います( ´∀`)

茶臼は、碾茶(抹茶)を挽くための道具として知られていますが、 それ以上の意味が込められているようです💡

その中でも、茶臼に使用される素材に見られる「松竹梅」の組み合わせ。
松、竹、梅と聞くと、すぐに思い浮かぶのは「縁起の良いもの」ですね💡

茶臼の芯木には梅の木が、挽き手には松の木が使われ、さらに竹筒が持ち手になっています。
昔から、松は長寿、竹は忍耐、梅は繁栄を象徴していると言われています。 この三つが茶臼に取り入れられているのは、道具としての実用性だけでなく、 使う人の心にも響く深い意味があり、茶臼を手に取り、茶葉を挽く間は、精神的な豊かさが流れ込んでいると感じます。

松(長寿)
茶臼における松は、長寿や不老長寿を象徴しています。松の木は冬でも青々としているため、変わらない生命力の象徴として、長い間尊ばれてきました。

竹(忍耐)
竹はしなやかさと強さを持ち合わせた植物で、厳しい環境にも耐えながら真っ直ぐに伸びていく姿から、忍耐力を表します。茶臼に使われる竹筒は、そうした「折れない精神」を象徴しているのかもしれません。

梅(繁栄)
茶臼の芯木として梅が使われることで、茶道やお茶を楽しむ時間が、新たな気づきや豊かさを生むことを暗示しているように感じます。


素材選びやその組み合わせには、自然との調和や美しさ、精神性が込められています。
私たちが日常生活で使う道具の中にも、こうした深い意味が隠されているのは、日本ならではの魅力ですよね。

抹茶を点てる時、茶臼を使って茶葉を丁寧に挽く時間もまた、心を整え、自分自身と向き合う大切なひととき✨

美しい素材に包まれた茶臼を使いながら、松竹梅に込められた願いに思いを馳せることで、さらにお茶の時間が特別なものになります。

茶臼の背景にある美しさや文化を感じながら一服を楽しんでみてくださいね。

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