贈りものは“かたちに見える手紙”

皆さま、こんにちは。オンラインスタッフのケコです。

私たちのお店では、贈りものとして商品を選んでくださる方がとても多くいらっしゃいます。

それは、お中元やお歳暮といった季節のご挨拶だけでなく、
誕生日や、お礼、快気祝い、ちょっとした“ありがとう”など、
本当にさまざまな場面があります。

けれども、どの贈りものにも、共通しているものがあります。

それは、「想いを届けたい」という気持ちです。

お客様から私たちに向けていただくメッセージのなかに、
こんな言葉がありました。

「会いに行けないけれど、代わりに気持ちを届けたくて」
「このお茶なら、受け取る方も安心してくれると思ったんです」
「季節の節目に、毎年贈ると決めています」

私たちは、それを読むたびに思います。
贈りものとは、“かたちに見える手紙”のようなものなのだと。

だからこそ、
どんな商品を選ばれるかはもちろん、
どんなふうに包まれるか、どんな言葉を添えるか、
そのすべてに私たちも心を添えてお届けしたいと考えています。

一つひとつのご注文に、きっとそれぞれの「背景」がある。
ご家族のこと、ご友人のこと、
職場での出来事や、大切な日のこと。

見えないけれど、確かにそこにある「贈る理由」に、
できるかぎり、そっと寄り添えるように。

中村藤吉本店のお茶や菓子は、
“おいしさ”だけでなく、“気持ちの橋渡し”になる存在でありたいと願っています。

ひとつの贈りものに込められた、たくさんの想い。

それを受け止められるように、
私たちはこれからも、ていねいな手仕事と静かな気持ちを大切にしていきたいと思っています。

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