“余白”がほしくなったら。

皆様、こんにちは😊オンラインスタッフのケコです。

「玉露って、どんなときに飲むのが正解なんでしょうか?」

これ、実はとてもよくいただく質問です。

「何もしない時間を選びたいとき」と答えるかもしれません。

玉露は、喉の渇きを潤すためのお茶ではありません。
眠気を吹き飛ばすためでもなく、元気をつけるためでもない。

むしろ、
「何かをしなきゃ」と思っている心を、そっとほどいてくれる、そんな一杯。

たとえば、休日の午前中。
本を読むでもなく、スマホを見るでもなく。
窓の外の光と風を、ぼんやり感じていたいような時間。

あるいは、少し落ち込んだ日の夕方。
人と話す元気はないけれど、自分にやさしくしてあげたいとき。

そんなとき、
ゆっくりお湯を冷まして、
急がずに茶葉と向き合ってみてください。

一煎目は、驚くほど少ない量の“緑のしずく”

でもそこには、言葉では言い表せない“静けさの成分”が、
ぎゅっと詰まっているんです。

わたしは、玉露を飲むたびに、
「自分のペースって、こうだったな」と思い出します。

他人と比べたり、
何かに追われたりしているときこそ、
このお茶は、ちゃんと自分に戻るための“余白”をくれる気がします。

玉露は、いつ飲むかが決まっているお茶ではありません。
でも、“どんな心のときに向いているか”を持っているお茶だと思うのです。

自分を急がせない一杯。
それが、わたしにとっての玉露です🍵

 

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