皆さま、こんにちは😊オンラインスタッフのケコです。
1月の冷たい空気が肌に触れるたび、
「今日はいれたてのお茶が飲みたいなぁ」と思う瞬間が増えてきました。
冬という季節は、お茶の“温度”をいちばん楽しめる季節でもあります。
今日は、そんな お湯の温度がつくる味わいの世界 について、
ゆっくりお話してみたいと思います。
同じ茶葉なのに、温度で表情が変わる不思議
日本茶の魅力のひとつは、
湯温を変えるだけで、違う味わいになる ということ。
冬は特に、お湯が冷めやすい季節。
だからこそ、温度によって生まれる味や香りの変化がより豊かに感じられます。
たとえば
60℃(低温)“旨味がふわり” と広がる世界
「今日は静かに、のんびりしたい」
そんな時におすすめなのが、ぬるめの60℃。
この温度でゆっくりと淹れると、
お茶に含まれる アミノ酸(旨味成分) がやわらかく引き出され、
身体にそっと寄り添うような優しい味になります。
急須から立ちのぼる湯気も淡く、どこか冬の朝に似た静けさがあります。
80℃〜90℃(高温)“香りが立ち、キレが生まれる” 冬の一杯
寒い外から帰ってきて、手をこすり合わせながら飲みたいような一杯。
そんな時は、少し熱めのお湯がぴったりです。
茶葉が勢いよく開き、香りがふわっと立ち上がり、キレのある味わい に。
冬の空気に溶け込むように、軽やかに気持ちを切り替えたい時にも向いています。
冬は“お茶が教えてくれる季節”
同じ茶葉で、味も香りも変わる不思議。
冬はその変化がとてもわかりやすく、
お茶の奥行きをしみじみ実感できる季節です。
たとえば
- 朝は熱めでシャキッと
- 午後は低温でゆっくり
- 夜はほうじ茶や玄米茶を湯冷ましなしで気軽に
その日の気分、その時間の体温、
そして外の空気に合わせて、お茶の温度を変えてみる。
それだけで、いつもの一杯が少し特別になります。
“自分の好きな温度” を探す楽しみ
実は、温度の違いには“正解”がありません。
「今日はもっと香りがいい方が好き」
「仕事の合間は渋みが少ない方が落ち着く」
そんなふうに、自分がいま欲している味わい が、きっとどこかにあります。
どう淹れても間違いはありません。
ぜひ冬のあいだに、
“自分だけのちょうどいい温度” を探してみてくださいね。
冬の温度が、心をほどく
温かいお茶を手で包む。
湯気にほっとする。
ひと口飲んで、ふぅ…と息をつく。
それは、心と身体のスイッチをそっと切り替えるための、
冬だけの小さな魔法なのだと思います。
今日のあなたには、どんな温度が似合いますか?
どうぞあたたかく、やさしい一日をお過ごしくださいね。
