新茶の特徴

新茶の魅力は、やはり『旬の香り』。
ほんの限られた時期にしかない爽やかな若葉の香りは、何にも勝る癒しを与えてくれます。
冬の間たっぷりと蓄えた養分が、初夏の日差しを浴びて育った新芽にギュッと凝縮されています。
まろやかな甘味と旨味が、適度な苦渋味と合わさり、口の中にじんわりと広がると、若葉の香りが鼻から抜け、幸せのひとときを感じます。
また、立春(2月4日)から、88日目の日を『八十八夜』といい、この日に摘み取ったお茶を飲むと、一年間無病息災で過ごせると言われています。

新茶のご案内

品質の違いについて

お茶は品質により、主に「香り」「味」「茶葉の見た目」が変わります。
新茶の場合、品質の良いものほど下記のような違いがあります。

新茶の飲み方

新茶を楽しむポイントは、少し多めに茶葉を入れることと、少し高めのお湯(80℃〜90℃)で入れること。

【2人分】

  • 茶葉はティースプーンに2杯(約10g)程度
  • お湯(80℃〜90℃/200cc〜250cc程度)を急須に注ぎます。
  • 40秒ほど待ち、碗に交互に注ぎ入れ、最後の一滴までしっかりしぼり出します。
  • 茶葉が開き切らないよう、急須の蓋をあけておいてください。
  • 蓋をあける際に、熱い蒸気に注意しながら、新茶の香りをお楽しみください。

※茶葉やお湯の量、待ち時間はお好みで調整してください。

  • - 味 -

    甘味、旨味と苦渋味のバランスが良くなり、刺々しさやえぐ味のない清涼感が広がる。
    その後じわりと印象的な甘味と旨味を感じ、長く続く。

  • - 香り -

    非常に爽やかで、若葉の力強さや、躍動感を感じるような香り。
    お茶をいれたあと、急須のフタをあけると、この時期にしかない「旬」の香気が立ち上がる。

  • - 茶葉 -

    細く丸く撚れており、表面に艶、光沢がある。
    茶がらは鮮緑色や黄緑色で、開いた茶葉に小さい物が多い。
    さわると少しぬめりがある。

新茶の保存方法

新茶特有の香りは、非常にデリケートです。
未開封でも出来るだけ早めにお使い頂くことをお勧めします。
開封後の保管は高温多湿を避け、缶などに移し、冷暗所にて保管してください。
賞味期限に関わらず、お早めにお召し上がりください。