『新茶[松]』を
ご購入いただいたお客様へ、
トキノシンチャを待つ時間を愉しむための特別なお便り

芒種の時期に、
新茶の余韻を楽しむ

雨音を聴きながら、
しっとりと味わうお茶の時間

6月は梅雨入りの頃。しとしとと降る雨が、茶葉にも恵みをもたらす季節。
新茶の鮮やかな味わいをもう一度楽しみながら、熟成を待つ時間をゆっくりと。
静かな雨の日には、のんびりしながら淹れるお茶がよく似合う。

[今月のテーマ]

雨の日に楽しむお茶時間

雨音とともに、
お茶を愉しむひととき

しとしとと降り続く六月の雨。
外に出るより、家の中でふと手を止めて静かに耳を澄ませたくなる季節です。
縁側に落ちる雨音、軒先を伝うしずくのゆらぎ。
そんな自然のリズムに心を預けながら、湯を沸かし、急須を手に取る。
新茶をひと口ふくむたび、雨に洗われた初夏の空気が身体に染みわたるよう。
湿気を帯びた空気さえも、どこか潤いを与えてくれるような気がしてきます。
お気に入りの湯呑みを手に、季節の菓子を添えて。
「雨の日だからこそ、お茶がいっそう美味しくなる」
そんな気づきが、雨の日の楽しみをひとつ増やしてくれます。
雨音に寄り添いながら、丁寧にお茶を淹れる時間。
新茶とともに楽しむ、初夏の味覚と茶のある食卓をご紹介します。


楽しみ方

新茶と梅のおにぎり

細かく刻んだしば漬けや梅肉、茶葉を炊いたご飯に混ぜ、おにぎりに。



新茶葉入り寒天

水無月+新茶

まるとのひとこと

しとしとと雨の降る季節。
湿った空気のなかに、ふとお茶の香りがふくらむと、なんとも言えない静けさと安らぎが訪れます。

摘まれてから一か月あまり。
新茶は少しずつ角が取れ、まろやかさと深みを帯びてきました。
気持ちを落ち着けたい雨の日こそ、湯を注ぎ、香りを待つひとときを。

自然の恵みとともに育まれた旬の一杯を、今、この時季らしい楽しみ方で味わってみてください。

\ 今月の新茶葉 /